春高準々決勝の結果

金蘭会 2-0 由利
東九州龍谷 2-1 八王子実践
下北沢成徳 2-0 奈良女
誠英 2-0 富山一

 全日本高校選手権第3日(6日、東京体育館東九州龍谷は3回戦で柏井(千葉)、準々決勝で八王子実践(東京第2)といずれも関東の強豪を撃破し、総体に続く高校2冠へ前進した。相原昇監督から「アタックだけでなく、レシーブでも飛び込んでくれた」とたたえられた大黒柱の中川美柚主将(3年)は、準決勝の誠英(山口)戦へ向け「初めてのセンターコートで緊張もあるが楽しみの方が大きい。思い切り戦って日本一を目指す」と力強かった。

 全日本高校選手権第3日(6日、東京体育館八王子実践はフルセットの末、優勝候補の東九州龍谷(大分)に惜敗した。東京都予選後に両すねの疲労骨折が判明したエースの東谷玲衣奈主将(3年)は、チームメートが涙を流すなか、悔しさを押し殺した。「(けがで)しっかり準備ができなかったのに、みんなの前で泣くわけにはいかない。(卒業後は)実業団(デンソー)でもバレーを続けるので、やるからにはトップを目指したい」と前を向いた。

 全日本高校選手権第3日(6日、東京体育館)金蘭会は3回戦で福井工大福井、準々決勝で由利(秋田)を相手に“横綱相撲”を演じ、力を見せた。スタンドで観戦する姉・藍梨(19)の前で何本も強打を決めた1年生エースの宮部愛芽世(あめぜ)は「落ち着いて、相手の空いているコースに打てた」と胸を張る。姉と同じ1年生での優勝まで、あと2つ。「姉が達成したことは自分も達成したい」と言い切った。