郡山女大附

 福島県郡山市は13日、郡山女子大付属高バレーボール部の部員、教員ら計14人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表した。感染経路は調査中だが、バレー部は東京都で開催された全日本高校選手権(春高バレー)に県女子代表校として出場するため、2~7日に都内に滞在していた。
 市や同高によると、14人は同市内や県内に在住。春高バレーに出場した女性部員11人と30~50代の男性教員・スタッフ3人で、いずれも無症状か軽症。
 遠征に参加したのは計32人(部員25人、教員ら7人)。このうち部員2人の感染が11日に判明したため、残りの参加者全員にPCR検査を実施した結果、クラスターが確認された。濃厚接触者などはさらに調査中という。
 記者会見した同高によると、バレー部は2日にバスで郡山市を出発し、都内のホテルに滞在。都内2校の体育施設を借りて練習し、6日の試合で敗退後、7日にバスで戻った。この間、マスク着用や3密にならないなどの感染防止を行っていた。
 その後、部員らは12日の始業式も登校しておらず、自宅で健康観察中だった。同高は念のため、12日に学校施設を消毒。14~19日の臨時休校を決めた。