サンスポより

6人組ツッパリバンド、氣志團のギタリスト、星グランマニエ(年齢非公表)が19日未明、大阪市内で酒に酔って建物2階付近から落下、外傷性クモ膜下出血の大けがを負い入院していたことが20日、分かった。氣志團はこの日予定していた大阪城ホールでのコンサートを含む大阪、名古屋での計3公演を延期し、27日の東京ドーム公演は星を除く5人で行うことを決めた。
氣志團の團長、綾小路翔はこの日、公式HPを通じて「本当にごめんなさい。このような形で延期となってしまうことに悔しさで胸がいっぱいです」と、ファンと公演関係者にあてて謝罪のコメントを発表した。
所属レコード会社などによると、星は19日未明、大阪市内でバンドメンバーではない友人と会食後、酒に酔った状態で遊んでいるうちに、誤って建物の2階付近から落下。後頭部を打って市内の病院に入院した。
 外傷性クモ膜下出血と診断され、意識ははっきりしており現時点では手術の必要はないものの、1〜2週間程度の入院と、その後約1カ月間の療養が必要とされた。復帰の目途は今後の診断を待って検討するという。
 10月11日の香川・高松市公演を皮切りに、全国ツアーを展開していた氣志團。ツアーも終盤に差し掛かっており、20日と21日に大阪城ホールで公演予定だった。
 星を除くメンバー5人での公演実施も検討したが、前日の予想外の事故だけに、「お客さまに納得して頂けるような内容を制作する準備が整わない」(レコード会社)と判断。この両日と、23日の名古屋レインボーホールでの公演計3回を延期することに決めた。
 綾小路は「感情的にも物理的にも、現状ではどうすることもできない。どうあがいても間に合わない」と、苦渋の決断をした悔しさを記した。
 一方、最終公演となる27日の東京ドーム公演は5人で決行する。綾小路は「東京ドームまであと1週間ある。俺はけじめをつけたい。それがみんなに対する精一杯の気持ちの恩返しだと信じている」として、「ランマ(星のこと)は帰ってきます。必ず帰ってきます」と復帰を約束した。