さいとう製菓

三陸地方の銘菓「かもめの玉子」で知られる岩手県大船渡市の「さいとう製菓」が7日、東日本大震災の影響で止まっていた工場を再稼働した。
原材料の確保にめどがついたためで、鶏卵の納入量が安定する20日頃には「かもめの玉子」の生産も始める。
同社は、津波で沿岸部の本社と直営店5店が流される被害を受けた。工場も、同市沿岸部の1工場が流されたが、高台の中井工場(同市赤崎町)など2工場に大きな被害はなく、従業員約250人は全員無事だった。
6日には原材料の鶏卵などを確保。全売り上げの9割近くを生産する中井工場で製造ラインを試運転し、異常がないことを確認した。
7日に生産を始めたのは、首都圏向けに販売している関連商品「ごまたまご」。鶏卵は、現在は1日おきにしか入手できないなど原材料確保は不安定な状況だが、20日頃には震災前と同様、1日200〜300kgが入荷できる見込みという。斉藤俊明社長は「経済が活性化しないと東北も復活できない。本格的な操業を目指し、『復興の玉子』を作っていきたい」と意気込んでいる。

・うれしいニュースです。思ってたよりもずっと早く「かもめの玉子」を食べる事が出来そうです。本社や直営店・工場が流されたのに社員さんが全員無事ってほんと良かったですね。