キリン

 東本昌平の人気バイク漫画「キリン」が、俳優としても活躍する大鶴義丹監督の最新作として実写映画化され、主演を真木蔵人が務めることが明らかになった。同漫画は、バイク好きの読者だけでなく幅広い漫画ファンからも支持を集め、「バイブル的バイク漫画」としてシリーズ累計600万部を誇る人気漫画。自身もバイカーである大鶴監督が、スピードの世界にしか「生」のリアリズムを感じられないという真木ふんする男のかなしみを描く。
 本作は、1987年に「ミスターバイクBG」誌上で連載が始まり、その後「ヤングキング」などに連載の場を移しながら現在も新シリーズが連載中の人気バイク漫画「キリン」の映画化。『キリン POINT OF NO-RETURN!』と題し、伝説の第1部とうたわれシリーズの原点ともいえる「POINT OF NO-RETURN!」編を基に構成されている。バイクにまたがり、スピードを感じることでしか「生」の実感を得られないキリンと呼ばれる中年男を演じるのは、北野武監督作『あの夏、いちばん静かな海。』『BROTHER』などで独特の存在感を放った真木蔵人。今年3月に公開された『前橋ヴィジュアル系』も話題を呼んだ大鶴監督とタッグを組んで、挑み続ける男の魂を描き出す。
 見どころは、公道で繰り広げられるポルシェ911とのバトルやバイク同士のバトルなど、手に汗握る迫力満載のシーン。そのほかにもカスタムバイクが登場するなど疾走感あふれる内容となっている。共演は、体当たり演技も見せる映画『ナチュラル・ウーマン2010』の亜矢乃ら。バイクに生きる男たちの精神性や生きざまに目を奪われること請け合いだ。

・キリンが実写で映画化。見たい様な見ない方が良いような…。でも大網さんが出るなら見に行こうかな(笑)
・いつの間にかキリンより年を取ってしまった…。