サンスポHPより

フジテレビがドラマ作品を舞台化する連動企画をスタートさせることが26日、分かった。同局にとって初の試みで、まずは一昨年、深夜枠で放送された「産隆大學應援団」を舞台化し、3月26日の東京・紀伊国屋サザンシアターを皮切りに、全国12カ所25公演の全国ツアーを敢行する。同公演では、俳優の今井雅之(45)が主演&脚本&演出を担当。若手スタッフの育成などを目的に企画されたもので、演劇界に新風が吹きそうだ。
 「踊る大捜査線」などヒットドラマの映画化に定評のあるフジが、新たな試みに乗り出す。
 同局では平成16年4月から17年9月までプロデューサーや監督、脚本家など若手スタッフの育成を目的に、深夜ドラマ「ディビジョン1」を編成。全16作品をオンエアし、数々の優秀作品を生んだ。そのひとつが「産隆大學應援団」。個性的な団員たちを主人公に、煩悩と葛藤だらけの青春を描いた超熱血コメディーで、17年2月9日から3月2日までオンエアされ、話題を呼んだ。
 深夜ながら根強いファンを生んだこのドラマを今回、“試金石”として舞台化する。関係者によると、公演はソフト(作品)の有効活用と若手スタッフの育成を目的に企画され、キャスト、スタッフもドラマ版と連動。こうした趣旨の企画は初の試みだという。
 企画を統括するフジテレビのドラマ制作担当局長、大多亮氏は「若手の企画、深夜のドラマを舞台化します。社内セクションの枠を超えて、ドラマと舞台(イベント)が連動する試験的な企画のひとつ。今後もフジテレビらしい作品を次々と舞台化します」と、今後の展開に期待を込めた。
 舞台版は、ドラマに出演していた今井が脚本、演出、主演を務める。早くもやる気満々で「押忍! いまの若者にとって応援団とは、古くて硬いもののように見えると思いますが、そこには日本の文化と伝統、さらに新しい何かを発見できるはずです」とアピール。その上で「ぜひ見に来てください。あと、あくまでコメディーですから…」と、肩のこらない舞台になることを強調した。
 この春、演劇界にフジテレビから新たな風が吹く。
★Take2・東ら出演…公演初日は3・26
 「産隆大學応援團」の出演者はTake2の東貴博、隈部洋平、是近敦之、脇知弘高橋千佳ら。東京公演は3月26日から4月3日まで東京・渋谷区の紀伊國屋サザンシアターで。その後、福岡、金沢、神戸、仙台、札幌などを回り、10月19日の沖縄市民会館まで全国12都市で全25公演を上演する。

・千佳さん情報です。テレビは見てなかったけどこれは観たいぞ。
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