ノリックが…

7日午後6時20分ごろ、世界的なオートバイレーサー阿部典史さん(32)が川崎市川崎区大島の市道でオートバイを運転中、Uターンしてきたトラックと衝突。阿部さんは病院に運ばれたが、全身を強く打ち間もなく死亡した。
 阿部さんは、世界最高峰の世界選手権シリーズ最大排気量の500ccクラスで、1996年と2000年の日本グランプリ(GP)で優勝するなど3勝を挙げている。ヤマハのオートバイを使用。表彰台には計17回立つ日本の第1人者で、「ノリック」の愛称でファンに親しまれた。
 今年は全日本ロードレース選手権に参戦し、5月のレースでは3位に入るなど活躍していた。
 5歳からオートバイに乗り始めて、18歳の93年に全日本ロードレースで史上最年少チャンピオンとなった。長髪の攻撃的なライディングスタイルで人気だった。
 川崎署によると、現場は片側2車線でUターンは禁止されているが、左側の車線を走っていたトラックがUターンし、右側車線を後方から走ってきた阿部さんのオートバイと衝突した。同署が自動車運転過失致死の疑いでトラックの運転手(51)から事情を聴いている。

・人の生き死にってほんまわからんなぁ…。まだ32歳だよ。死ぬには早すぎる。