国体準決勝の結果

九州文化学園 3(25-22 25-17 25-18)0 大和南
東京選抜 3(22-25 25-22 17-25 25-18 15-9)2 熊本信愛女学院

・明日の16時からEテレで決勝戦の放送が有ります。東京選抜の試合を小川先生が解説するそうです。

 東京国体は1日、都内の各会場で、卓球やテニスなどが行われた。町田市南成瀬の町田市立総合体育館でのバレーボール少年女子準決勝では、東京が熊本と対戦。1セットずつ交互に奪う接戦の末、最終第5セットを15対9で取り、決勝進出を決めた。
 下北沢成徳高校3年の辺野喜未来選手(17)は、仲間がブロックしたボールが相手コートに落ちて試合が決まった瞬間、それまで一度も見せなかった満面の笑みを浮かべ、両手を突き上げて飛び跳ねた。
 世田谷区立北沢中出身で全日本ユースで主将を務め、高校生ながら日本代表にも選ばれた逸材。すでに世界舞台を何度も経験しているが、地元開催の今大会には「勝って強いところを見せたい」と並々ならぬ思いで臨んでいる。
 この日もサイドアタッカーとして、1セット目を失い、第2セットも相手にリードを許す場面でアタックを決め、流れを引き寄せるなど活躍した。だが、試合後口にしたのは「自分の攻撃が決まらなった。みんなに勝たせてもらった」という反省の言葉。相手チームのエースで同じ日本代表のライバル、古賀紗理那選手(17)に個人的な総得点数では下回った中での勝利に、「あの子は後輩だけど見習わないといけないところがたくさんある」と悔しさをにじませた。
 国体後は古賀選手と23歳以下の世界選手権に出るためにメキシコに向かう予定だ。「7年後の東京五輪までに競えるだけ競って一緒に同じ舞台に立ちたい」と口元を結んだ未来のエース。まずは2日の長崎との大一番に向け「今度こそチームを引っ張って絶対に優勝したい」と意気込んだ。