春高決勝の結果

金蘭会 3(25-21 25-18 25-20)0 大阪国際滝井

・金蘭会は初優勝で、そして高校三冠達成。中学も全中で優勝しているので、2014年度は金蘭会の年度になりましたね。

 全日本高校選手権決勝(11日、金蘭会3-0大阪国際滝井東京体育館)女子は金蘭会(大阪第1)がストレートで大阪国際滝井(大阪第2)との大阪対決を制し、初優勝した。金蘭会は昨夏の高校総体、秋の長崎国体に続く3冠を達成した。
 第1セット序盤、滝井はレフト金田修佳(3年)の強打、センター高野由里加主将(3年)の速攻などでリード。レフト服部愛果(3年)の強打で食い下がった金蘭会は、8-10からセッター堀込奈央主将(3年)のサービスエース、センター島田美紅(1年)やエース宮部藍梨(1年)のブロックで4連続得点して逆転した。13-13からは宮部がバックアタックなどで3連続得点。さらにライト白沢明香里(2年)の強打、エンジンがかかってきた宮部のバックアタックで引き離し、25-21で押し切った。
 第2セット、金蘭会は3-3から宮部のサーブで崩し、島田のブロックなどで5-3とすると、相手ミスや宮部のバックからのフェイント、服部の強打や軟攻でリードを広げる。そのまま25-18で連取した。
 第3セットも金蘭会は序盤から島田の時間差や宮部、丸尾遥香(3年)の強打で突き放す。宮部のサービスエースバックアタックなどでリードを広げると、終盤には宮部がバックアタック、強打を連続で決め、25-20で決着を付けた。

 大阪国際滝井は府予選決勝でフルセットに持ち込んだ金蘭会にストレート負けを喫した。「実戦経験の差が出た。インターハイでもう少し上位と対戦できていれば…」と才崎監督。昨夏の全国高校総体は登録と異なる背番号で戦うミスが響き、3回戦敗退。総体優勝に続き、国体も制した金蘭会が大舞台でも持ち味を発揮したのに対し、決勝の雰囲気に浮足立つ場面が目立った。高野由里加主将(3年)は系列中学でつかんだ日本一を高校では勝ち取れず、「もう一度、春高の舞台に立って優勝してほしい」と後輩に夢を託した。

・最優秀選手賞…堀込奈央
・優秀選手賞…堀込奈央、宮部藍梨、高野由里加、金田修佳、加藤光、中元南
・ベストリベロ賞…小池杏菜