春高予選

古川学園 3-0 利府 (13年連続38度目)

 全日本選手権宮城大会決勝(21日)ストレート勝ちで優勝を決めたにもかかわらず、誰一人として大喜びはしない。古川学園が圧倒的な強さで利府を寄せ付けず、13年連続38度目の宮城制覇を果たした。
 完勝にも横田紗椰香主将(3年)は「ディフェンス力がまだまだ低い。練習してきたことを3セットやれるようにしたい」と、浮かれた様子は一切見せない。岡崎典生監督(48)は「全国で勝ちたいという思いが強い」と話した。チームの目標は県大会優勝ではなく、1999年以来となる春高制覇だ。
 横田は「全国ベスト4は経験したことがない。目標は日本一ですが、まずは4強を目指します」と意気込む。全国優勝通算12度を誇る高校女子バレーボール界屈指の名門が、日本一奪回を狙う。