春高決勝の結果

金蘭会 3 (25-14 22-25 25-17 24-26 15-9) 2 東九州龍谷

・金蘭会は2年連続3度目の優勝。

 ジャパネット杯「春の高校バレー」第71回全日本バレーボール高校選手権は13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで女子の決勝を行い、金蘭会(大阪第1)が東九州龍谷(大分)に3-2で競り勝って、2年連続3度目の優勝を決めた。
 第1セット、金蘭会は出だしから秋重若菜(1年)のブロックや、エース西川有喜(3年)の強打、ブロックなどで7連続得点し、一気に流れを奪った。セット終盤には宮部愛芽世(2年)の強打や曽我啓菜(3年)のフェイントなどで5連続得点。25-14の大差で奪い取った。
 第2セットは4-4から、東九州龍谷が相手強打を粘り強く切り返し、高速コンビバレーにつなげて4連続得点。その後も室岡莉乃(1年)の強打や、平山詩嫣主将(3年)の相手の虚を突くツーアタックなどで差を広げた。東九州龍谷・荒木彩花(2年)のライトからの強打に苦しんだ金蘭会は終盤、宮部の強打で差を詰めたが届かず。25-22で東九州龍谷がセットを奪取した。金蘭会は今大会初めてセットを落とした。
 厳しい競り合いとなった第3セットは、金蘭会が中盤、相手ミスによりわずかに差を広げる。21-17からは、ピンチサーバーの児玉奈津美(1年)がサービスエース。さらに児玉奈のサーブで崩し、宮部が強打とブロックで3点を追加してセットを奪った。
 第4セットも競り合いとなったが、13-13で金蘭会は西川が、東九州龍谷・荒木の強打を1枚ブロックでシャット。さらに相手ミス、西川の強打で連続得点し、17-13と引き離した。だが東九州龍谷も梅津憂理(3年)の強打や相手ミスで17-17に。互いに譲らず24-24のジュースになったが、ここで金蘭会は宮部がサーブミス。さらに東九州龍谷は相手レシーブの浮き球を押し込み、セット2-2に戻した。
 最終第5セット出だし、金蘭会は西川が2連続ブロック得点。さらに9-8で中沢恵(3年)がブロック、速攻で連続得点して一歩前へ出る。最後は12-9から宮部の強打で3連続得点し、15-9で制した。

・最優秀選手賞:宮部愛芽世(金蘭会)
・優秀選手賞:宮部愛芽世(金蘭会)、西川有喜(金襴会)、平山詩嫣(東九州龍谷)、合屋咲希(東九州龍谷)、住田帆志乃(八王子実践)、石川真佑(下北沢成徳
・ベストリベロ賞:水杉玲奈(金蘭会)